ダンサーのみなさん!column②を覚えていますか?
ダンサーのみなさん!column②を覚えていますか?
初心者向けOne Moveで動きの質を向上させる
ダンサー専門パーソナルトレーナーの矢矧(やはぎ)です。
「体幹力の本質。」
今回から数回に分けて、
体幹力を底上げする方法をお伝えします。
コラムの第2回目を覚えていますか?
首を交えて、「腹式呼吸」に関する話をしましたね。
理論的になりすぎることを避けて、
その回は体幹力について、あえて触れませんでした。
これから、あのときに欠けていたピースのお話をします。
Lumber-Pelvic、腰椎骨盤帯。
いわゆる、お腹周りのことです。
腰骨、腰椎と骨盤をひとつのパーツとして、
総称して、この部分がカラダの中心になります。
第10回目の自転車やクルマのタイヤの話がここに繋がります。
中心を止めないと、タイヤはしっかりと回らない。
お腹周りが安定しなければ、
しっかりと回らないタイヤと同じです。
事故や障害を生み出します。
別の角度から考えてみましょう。
「鞭」
これを、今回のキーワードにしていきます。
鞭の先から音速を超えたときに鳴る音がありますが、
わかりますか?
バチン。と、鳴るアレです。
体幹力とは、
この現象を起こすために必要な要素と似ています。
鞭を上に振り上げ、力強く振り下ろす。
鞭は、波を描きながら加速して、
鞭の先に向かい力を伝えています。
そして、音速を超えたときにバチンと鳴る。
この一連の流れは、手元が固定されていなければ起きません。
振り下ろすときに、
途中で動きを止めることで力の波が創られ、
先端に向かってスムーズに加速します。
手元の固定力が、体幹の固定力、安定力になります。
体幹が安定しなければ、ヒトのカラダも上手く加速できず、
スムーズに動きの展開ができません。
今回は、第2回目の調整法をお薦めします。
但し、首の動きをスムーズにするためではなく、
「腹式呼吸」によって、
【横隔膜】を鍛えるために行います。
ちょっと形を変えた「腹式呼吸」をご紹介します。
①イスやベッドなどに股関節、
膝が90度になるように足を乗せて、仰向けで寝る。
②足裏を合わせるようにして、ダイヤモンド型に膝を開く。
③胸の下、肋骨に手を当てる。
④肋骨が動かないように、お腹を膨らませるように息を吸う。
同じく、肋骨が動かないように、息を吐きお腹をヘコます。
呼吸を2~3分繰り返す。
肋骨を動かさないためには、
【横隔膜】が動く必要があります。
この辺りについては、次回。
おしまい