【ワンムーブ】ストリートダンスで変わる世界 ストリートダンスの情報館『ONE MOVE』‐女性ダンサーの上半身の痛み・その4-木田実

女性ダンサーの上半身の痛み・その4

女性ダンサーの上半身の痛み・その4

みなさん、こんにちは!

木田実です!
またしても、女性ダンサーのテーマです(笑)

やはりと言う感じですが、
前回の骨盤と腰椎(腰の背骨)の動きをよくするための
エクササイズについてお話した際、
どうしても肩、肩甲骨の動きをよくすることも
ご説明しなければならないと思ったのです。

また何度も申し上げておりますが、
これは男性のダンサーにも共通してよいエクササイズなので、
女性限定というわけではありません。

女性ダンサーの方が強く感じているのでは、

女性ダンサーに多い問題からのアドバイス、

と言う感じでお聞き下されば幸いです。
 
 
さて、
今回ご紹介するボディコントロールのポイントは前述したとおり、
男性ダンサーにも共通する効果があり、
B-BOYやポッパー、ロッカー、そして主婦の皆さん、
もちろん格闘技のプロ選手たちにも応用して
良い効果を得ているものです。
 
 
上半身のリラックス、
そしてリラックスした状態で
軽く自由に腕をコントロールするための
“肩甲骨の動き”をお話しします。

下の図を見ますと、
腕の付け根である“肩関節”を支点に腕全体が上がると、
反対に肩甲骨は下がっていますよね。

本来はこの様な協調した動きができないと、
腕を上げるのに力んでしまったり、
また、常に肩が上に引き上げられており、
首や肩に力が入り重心が上に上がってしまい、
心身が緊張しやすくなります。
 
 
しかし、バンザイの様に両腕を上に上げる動作の場合、
ほとんどの方が肩関節だけに頼ってしまい、
肩甲骨の動きを使わずに上げてしまっていることが多いです。

よく、体をうまく動かすには、よい姿勢を保つには、

“肩甲骨を動かす意識すること!!”

とはよく言われます。
 
 
しかし、実際に肩甲骨を意識してみても、
逆に背中が力んでしまったり、肩がこってしまったりすることがあります。

肩甲骨と言われても、その意識はよく分かりません。

もっと具体的に
肩甲骨の“ここ”と言う部分を意識して頂くことで、
かなり感覚としても具体的になると思います。
 
 
まず、下の図をご覧下さい。

これは背後から見た、右の肩甲骨と腕の動きの図であります。

その背後から見た肩甲骨の上方に、
横に盛り上がった部分があるのがお分かりでしょうか。

(下の図の赤く記した部分です)

この部分を“肩甲棘”(けんこうきょく)と言います。

今回のボディコントロールのポイント、それはズバリ、

“肩甲棘を動かして腕をコントロールする”

です!
 
 
それではそのやり方についてご説明します。

①まず自分の手を反対の肩から後ろに回し、
この“肩甲棘”(横に長く出っ張った部分)を触りまくって下さい。
触ると脳が感知して、そこに感覚が残り意識しやすくなります。

②肩甲棘を触りながら、
触られている肩の方の腕をゆっくりと横から上に上げていきます。

③図に示されている様に、腕が肩の高さより上に上がる時、
特に肩甲棘内側が下に下がる様に意識しましょう。

④3回ほどゆっくりと繰り返します。
次に腕を横、水平の高さまで下ろして、
今度は横から前に動かします。これも肩甲棘が前に大きく動く様に。

⑤次に後ろです。
水平の高さで、前から大きく後ろに腕全体を動かして下さい。
意識は肩甲棘中心で、なるべく腕の感覚は忘れて。

⑥触っていた手を離して、やってみる。
 
 
どうでしょうか。

腕の動きが、より付け根から広く動ける様になっていませんか。

さらに、慣れてきたら腕は上げずに、
肩の動きだけで上下前後と、アイソレの様にやってみて下さい。

上下も前後も可動域が増え、
全方向に5カウント位でこまかく刻める様になってきます。

肩甲骨には腕の骨から肩につながる筋肉、
そして背骨に沿った背筋や、首や肩の筋肉がついています。

そのため、肩甲骨の可動域が広がると言うことは、
上半身全体の動きに余裕がうまれ、
リラックスした状態を得やすくなります。
 
 
グルーヴ感を出したい!!

アニメーションやポッピンの動きをよくしたい!!

そんなことに役立てるのではないかと思っています。

さて、次のお題は・・・何にしようか悩み中です(笑)
 
 
体のことに関して書きたいことはキリがないですけど、
次回までにまたいろんなダンサーとの出会いがあるでしょうから、
その中で新たなテーマが出てくるかもしれません。

女性ダンサーの上半身の痛み・その4-木田実

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