手や腕を横に大きく動かしたいけど、小さくなるのはナゼ?
手や腕を横に大きく動かしたいけど、小さくなるのはナゼ?
初心者向けOne Moveで動きの質を向上させる
ダンサー専門パーソナルトレーナーの矢矧(やはぎ)です。
「手を大きく動かせ」
動きを大きく魅せるために、よく言われませんか?
ちょっとした問題ですが、
言葉の影響で潜在的意識が変わっちゃう方がいるので要注意です!
手と言うとカラダの中では、末端に近い場所になります。
人によっては、意識が末端に集中すると
カラダの中心の動きが鈍くなります。
【言葉の足枷】とでも言いましょうか。
そうなると、腕の長さの範囲でしか上手く動かせないので、
自分の気持ちとは裏腹に
手や指の末端で動きを作り出すために小さな振りに変わります。
大きな腕の振りを作り出すのに重要なことは、
カラダの中心に近い肩甲骨の出し入れです。
ちょっと専門的ですが、肩甲骨の動きと腕の動きは、
互いに助け合いながら組合わさり、
一定のリズムを保ちながら動きます。
【2:1】
例えば、腕を横に90度上げる場合、
腕が60度:肩甲骨が30度。上記の法則に沿って、
動きのリズムを保ちます。
これが崩れていると、
肩甲骨と腕がそれぞれ独立して動くため、
腕や手だけの小さな動きになってしまいます。
「手を大きく動かせ」
と言われても、
動きが小さい方はこれからご紹介する体操を試してみましょう!
①T字に腕を広げて、うつ伏せになる。
顔は左右どちらかに向けて、頬を床につける。
②肩甲骨を引っ張るように、指歩きで両手を遠くに広げていく。
限界まで広げたら、手のひらと腕全体を床につけて
5秒間ポジションキープ。
③手のひらが床を離れないように気をつけて、
ゆっくり肩甲骨を寄せる。腕や肘は、床から浮き離れます。
ゆっくり、丁寧に5回繰り返します。
また、顔の向きを変えて、
左右どちらも行い1セットになります。
今回は、腕を横に大きく伸ばすことを目的にした体操です。
他方向の体操もあるので、またご紹介しますね!
おしまい