【ワンムーブ】ストリートダンスで変わる世界 ストリートダンスの情報館『ONE MOVE』‐ダンスの場合のコンディショニングの必要性-木田実

ダンスの場合のコンディショニングの必要性

ダンスの場合のコンディショニングの必要性

皆さん、こんにちは。木田実です。

さて、いよいよ今回より、
具体的なケアやコンディショニングについて
お話しして参ります。

ストリートダンサーならずとも
スポーツを愛好する人であれば、
生涯ダンスやスポーツを楽しめる体を維持したいと願うものですよね。

しかし現在、
体のどこかに痛みや古傷を抱えていたりして、
すでに不安をお持ちの方も少なくないと思います。

また、今後ストリートダンスを続けていく中で、

大きなケガをしてしまったり、
筋力やセンスだけの限界がきてしまったりなどと
考えてしまうこともあるかもしれませんね。

例えば“首のヘルニア”。

この症状は、
アクロバットの失敗や
ブレイキンの頭を使う技などだけで起こるものではありません。

その様な危険性は無さそうに見える、
ジャズダンスなどでも起こることがあります。

普段から首や肩がこっていて、
その周りの筋肉が硬いままで、
大きく動かすアイソレーションや、
振り回す様な首のロールが繰り返されたら・・・・・

周りの筋肉が硬いことにより、
背骨の動く範囲が狭くなった状態が長く続くと、
背骨のつなぎ目にある柔らかい“椎間板”が押し出されて変形し、
神経を圧迫して首から腕に痛みやしびれが出てきます。

始めたばかりの初心者のうちは、
まだそれほど疲労もたまっておらず、
難度の高い技に挑戦することも少ないでしょうから、
そうした実感はあまり無いかもしれません。

しかし、続けていく以上は必ず遭遇するであろう、
ケガやスポーツ障害。

それを防ぐためには、
疲労をとるための睡眠や食事の他、
ストレッチや筋トレなどで体のコンディションを整えることが必要です。

優れたコンディショニング(ストレッチや筋トレなど)は、
怪我の予防や回復だけでなく、
技術の向上に直結しています。

筋肉や関節をよい状態にすれば、
体がよく動いてくれるのは当然ですよね。

私自身も、若い頃に打ち込んだ武道や格闘技は
今も続けています。

たまにしか練習はできていませんが、
日々の疲れを抜くために、
ストレッチや簡単なエクササイズを行い、
コンディショニングだけは欠かしません。

そのおかげで、
第1回目の記事の自己紹介の中でもお話しましたが、
40歳半ばになる現在でも、
格闘技のプロ選手たちと練習を一緒に楽しめるくらいの状態を
維持しています。

また、よいコンディションが保てれば、
技術の向上も続くのが価値のあるところです。

私自身、現在も武道の技術が向上し続けています。

私が普段、ケガをしたダンサーたちを治療していて思うのは、
食生活や睡眠などの要因もありますが、その痛めた原因が、

”体が使いきれてない“

と言うことかと思われます。

複雑なダンスの動きはできているのですが、
各部分の関節や筋肉の動きを見ますと、

”最大可動域“

まで動かしていない様なのです。

ダンスの動きだけでは、
必ずしも全ての関節を最大可動域まで動かす必要はありませんからね、
その様なことがあっても当然です。

しかし、関節や筋肉がのびのびと使われず、
いつも動かす範囲が限定されていますと、
筋肉も固まってきます。

すると、無駄な力が入りやすくなり
パフォーマンスが悪くなったり、
体のあちこちに痛みを感じる様になります。

それらのことからコンディショニングのポイントは、
全身の関節を

”最大可動域まで動かすこと“

が大きなポイントと言えます。

しかしこれは、誰もが
“完全な開脚”などができなくてはいけない、
と言う様な意味ではありません。

医学的・運動学的に理にかなった動作であり、
むちゃくちゃ体が柔らかい人だけにしかできないと
いう動作ではないのです。

”力を抜いて、自然に止まるところまで“

の範囲でいいのです。

逆に言えば、どれだけ関節が開いても力みが抜けない様では、
コンディショニングとしては半分しか正解ではないと言えます。

もちろん、
開脚やブリッジなどはある程度はできた方がよいですが、
ダンサーや格闘技選手、スポーツ全般において、
もっとも求められることはなんでしょう?

ほとんどの方が望むのは、
“動きのやわらかさ”
なのではないでしょうか。

自分のイメージどおりに動いてくれる体ですね。

動きが固ければ、一つ一つの動作がスムースではなく、
力んでしまい、パワーも無駄に消費されてスピードが出ません。

筋力はついた・・・
柔軟性もあがった・・・

それでも、以前と同じ部分が、
以前と同じくらい痛んだりしていないでしょうか?

もし、今そういう状況にあれば
何かが間違っている可能性があります。

現在取り組んでいる
トレーニング内容(ストレッチや筋トレ)を
見直してみて下さい。

よいコンディショニングができれば、
それは必ずスキルアップにもつながり、
楽に動けて体の負担も減ります。

コンディショニングを意識することで、
ダンスを永く楽しめることでしょう。

次回は腰や背中、首など体幹部を中心とした、
最大限に動かすポイントについてお話したいと思います。

最近、天候が不安定ですが、
皆さん練習やイベントなど、気を付けて下さいね。

それでは!

ダンスの場合のコンディショニングの必要性-木田実

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